医療レーザー脱毛 大和田ファミリークリニック・皮膚科(保険診療)併設

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脱毛の基礎知識

体毛が生えてくる仕組み

体毛は爪と同じ成分の、ケラチンと呼ばれるタンパク質から出来ています。毛穴から皮膚の表面に出ている部分を毛幹、皮膚の下の部分を毛根と言います。
毛根にある毛母細胞が細胞分裂を繰り返して、毛幹を下から押し上げて体毛が生えてきます。

また、毛は各部位によって伸びる長さや速度が決まっています。それが、毛周期と呼ばれています。毛周期は、「成長期」→「退行期」→「休止期」→「成長期」と言うサイクルから成り立ち、このサイクルによって伸びる長さも決まるとされています。

毛周期とは

体毛の成長過程には「成長期」「退行期」「休止期」という3つのサイクルがあります。「成長期」の毛に対して照射をすることが最も効果的ですので、毛周期を無視して脱毛を行っても効果的にレーザー照射はできません。

毛周期について
 体毛の成長過程には3つのサイクルがあります。以下ご説明致します。

  1. 成長期

   毛母細胞が分裂・活発化して体毛を作り出します。体毛が毛穴から皮膚表面に伸び出てくる時期です。

  1. 退行期

   毛母細胞の分裂が終わり、体毛が抜け落ちる準備をします。毛乳頭は体毛から離れていき萎縮していく時期です。

  1. 休止期

毛乳頭が体毛から完全に離れて、自然に抜け落ちる時期です。

医療レーザー脱毛の仕組み

 医療レーザー脱毛は、黒色のメラニン色素を多量に含む毛根を破壊し、その結果として脱毛効果が現れます。医療レーザー脱毛の光の波長は、メラニン色素に反応します。レーザーを照射するとメラニン色素に反応し発熱をし、毛を成長させる毛乳頭を破壊します。毛乳頭を破壊された毛根は、毛を成長させる働きが失われ、このような仕組みレーザー脱毛が行われます。

脱毛が1度の施術で終わらない理由

レーザー脱毛は黒いメラニン色素の多い成長期の毛根にレーザーが効率よく反応しますので、成長期に行う必要があります。メラニン色素がほとんどない退行期や休止期の体毛にはレーザーが反応しません。成長期の体毛の割合は、全体の毛の30~
40%といわれていますので、1度だけのレーザー照射では全体の30~40%しか処理できないことになります。そのため、毛周期に合わせて1~2か月毎に6回以上(個人差があります)の定期的にレーザー照射が必要となります。